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B型女医の取説書

bjoy

2008.10.12発行
A5・28ページ


血液型性格診断ってどうよ?
テレビの健康番組ってほんとは?
などなど、医学雑学エッセイ集。

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お試しは続きをどうぞ。



脳の奇跡

海外ニュースで「18歳で事故にあって以来、
寝たきりであった女性が20年ぶりに意識を取り戻した」
という報道があった。
その女性のおとうさんが会見していて、
「誰かが妻と娘の話をしていると思ったら、娘だったんだ!」
と、うれしそうに語っていた。

脳というのはいまだブラックボックスな点も多くあって、
部分部分の機能は明かされつつあるけれど、
機能間のつながりはよくわかっていなかったりするのだよね。
 
医学生のころ、小児科の講義で聞いた話。
生まれた時に頭蓋骨に欠損があって、
脳がこぼれだしていた赤ちゃんがいた。
なんとか手術によって命はとりとめたものの、
主治医は「この子は重度の脳障害があるから一生目も見えないし、
おそらく耳も聞こえないし話も出来ないだろう」と親に告知したのであった。
両親はその子に惜しみなく愛情をそそいだという。

その非情な告知から、数年後のこと。
主治医の予想を超え、その子は視力こそは無理であったものの、
人の声を聞き人と話をすることも出来たのだ。
お店屋さんのお子さんだから、
お客さんにおつりを渡すゴッコ遊びも上手かったという。
それは、ご両親の愛情あってこその奇跡のような出来事であろう。

それ以来、こどもの脳の可塑性に驚いた主治医は、
小児科医として自らの見識をあらためたという。
過度に悲観的な告知をするのではなく可能性を信じて
ともにやっていきましょう、と言うようになったのだそうである。
脳にいまだ医学で把握しきれぬファクターがあるのは、
どこか素敵なことにすら思えるのだった。



表紙 ザンダースメタリック(スチールブルー)175kg 一色刷(墨)
遊び紙 玉しき・きっか(桜)前のみ
本文用紙 星の紙(シリウス)
印刷 しまや出版
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